霊隠寺で初めての禅七が今日から始まる

   霊隠寺は中国禅宗の十大古刹の一つとして、東晋咸和元年(紀元326年)に建立されて以来、千七百年もの歴史を有する。今回の「禅七」は2015年1月9日から1月15日までの七日間にわたり行われる。これは、禅宗の「農禅併重」の禅修方式を継承し、決まった期間内に証得しようとする道場の伝統を高揚することを目的とする。禅七の間に禅堂で行われる、坐香、行香、参禅、静修などの一連の伝統的な修行法を通して、大衆の道業をも成就しようとするものである。

 夕方の勤行の後、参禅する僧たちは方丈室にみずから赴いて、住職の大和尚に「生死の暇」を断った。光泉大和尚は慈悲を持って「今回の禅七は霊隠寺にとっても数十年ぶりのことなので、ぜひ大事に行ってほしい。この七日間に歩いている時も、坐っている時も、随時学習に意を使い、刻々に警策し、すべてを放下して、専念に道を行ってほしい」と開示した。

慈悲をもって開示する霊隠寺住職の光泉大和尚

 先頭に立ち、清めをする霊隠寺監院の義広法師

 住職の開示を恭しく拝聴する法師たち

 

起香(禅七の始めに第一本の香を焚く儀式)を行う

 

 巡香する(坐禅の状況を見て回る)