アイルランドのヒギンズ大統領が霊隠寺の斎堂で精進料理を賞味す

 

アイルランドヒギンズ大統領に霊鷲飛来を紹介する光泉大和尚

 2014年12月13日、アイルランドヒギンズ大統領一行40数人が霊隠寺を参拝し、霊隠寺の僧侶たちと一緒に斎堂で精進料理を賞味して、中国仏教文化を体験した。

 この日の午前11時半、霊隠寺住職の光泉大和尚は多くの人々とともに霊隠寺の山門でヒギンズ大統領を出迎えた。天王殿内の弥勒菩薩像の前で、光泉大和尚はヒギンズ大統領に「参拝に来る人が仏教を信じているか否かにかかわらず、弥勒菩薩はすべての衆生に面して、いつも笑顔で迎える。これは仏教の包容心を表しています」と紹介した。

 聯灯閣で、光泉大和尚は自ら斎堂の食事のマナーを演じた。そして、「出家者は食事をする時、料理に対して五観を存し、一口も大事にすべきです」とヒギンズ大統領に語った。その後ヒギンズ大統領は同行者と一緒に斎堂で千年以上続いてきた仏教寺院の食事の傳統を体験した。出家者の読経、施食の荘厳かつその清浄さに感動し、さらに、精進料理を通して、自省、感謝、精進の精神をしみじみと感じられた様子であった。

 食事の後、ヒギンズ大統領は多くの法師たちについて大雄宝殿で香を焚き、礼拝し、回向をした。そして、大雄宝殿、観音殿などを見て回り、殿堂の歴史及びそこに含まれた深い仏教文化の含蓄を理解した。光泉大和尚がヒギンズ大統領に寺院の日常の修行生活を紹介した時、「出家者たちは朝晩の勤行及び各種の法事を通して、自らの成仏資具を増加させると同時に世界の平和を祈る、これによって、人々を調和で平和的な方向へ引率していくことを実践している」と説明した。

 ヒギンズ大統領は光泉大和尚をはじめ、霊隠寺全員の暖かいもてなしに感謝の意を表し、光泉大和尚の紹介にあった、仏教僧の修行方式から世界平和を求めるという仏教の精神と他文化を受け入れるその価値観に心から共感された。また、アイルランドの人々を代表して、一日も早く、光泉大和尚の成道を祝福し、霊隠寺の繁盛を祈願した。

 最後に、光泉大和尚はヒギンズ大統領と記念写真を取り、霊隠寺を代表し、鉢と仏像を大統領に寄贈した。

ヒギンズ大統領に寺院の食事マナーを演じる光泉大和尚

斎堂で多くの法師とともに精進料理を食するヒギンズ大統領

 

斎堂で同寺の法師たちとともに食事するヒギンズ大統領

 

大雄宝殿に向かい、礼拝する

  

恭しく大雄宝殿で回向をする法師たちを見まもる

 

香を焚き、礼拝するヒギンズ大統領

 

大雄宝殿の歴史文化を紹介する光泉大和尚

 

聯灯閣での会談

  

霊隠寺を代表し、鉢と仏像をヒギンズ大統領に寄贈する光泉大和尚

  

記念撮影