杭州仏教界の主要な法師が今日から北京の清華大学で講義を受け、研修にはいる

 

12月4日、杭州市宗教事務局楊志剛書記、杭州市仏教協会会長で霊隠寺住職の光泉大和尚をはじめとして、杭州市仏教寺院の主要なメンバーが、一週間にわたって北京の清華大學で特訓講義を受講した。

 光泉大和尚は基調講演の中で、「法師たちは一年のうちの貴重な修行と仏教法務の合間を利用し、清華大学で知識を学び、能力を向上させる。ぜひこのチャンスを逃さず、自分自身の仏教学の素養と管理能力を高めるように」と開示した。

 この日、昼間は南開大学商学院の呂峰教授の「人力資源管理」と清華大学経済管理学院の寧向東教授の「企業管理」の授業を受けた。受講者たちは、優れた現代管理学の経験を活かしながら、如何に寺院管理の傳統的な方法を継承するか、また、現代企業と人力資源管理の経験に鑑みながら、時代とともに発展していく現代仏教寺院が、いかにすれば最大限度に人心を清める役割を果たせるかについて真剣に思索した。

 当日の夜は「中国仏教の現状と未来」と題して、清華大学哲学科副主任の聖凱法師が信仰、思想、制度という三つの面から仏教を解釈した。法師は現代中国仏教が神聖性に不足し、真実性が過多であるという特徴を持っていると指摘した。そして、中国仏教の未来として、如何に「共産党の指導下で主体性を保ち、商業経済の渦中で清浄性を保ち、ネットワーク時代に適当な継承と転換をするか」という三つの問題を考えるべきであり、さらに、中国仏教の現今の時代背景及び今後の発展対策についても自分なりの見方を述べた。

 この度の清華大学での研修を通して、法師たちは現代仏教が直面するチャンスとチャレンジに正面から臨み、自分の護法弘法の任務がますます重くなっていると自覚せざるを得なかった。

基調講演をする杭州市仏教協会会長で霊隠寺住職の光泉大和尚

「人力資源管理」を講ずる南開大学商学院の呂峰教授

「企業管理」を講ずる清華大学経済管理学院の寧向東教授

「中国仏教の現状と未来」を講ずる清華大学哲学科副主任の聖凱法師

熱心に講義を聞く法師たち

講座の様子