光泉大和尚が2014年度漢傳仏教講経交流会記者会見で、六回にわたる講経交流の影響を総括す

 

  2014年11月13日午前、雲南省昆明市官渡区六甲宝華寺で、2014年度漢傳仏教講経交流会記者会見が行われた。中国仏教協会の張琳副秘書長が司会を担当し、中国仏教協会教務部主任の宏度法師、浙江省仏教協会副会長で霊隠寺住職の光泉大和尚、雲南省仏教協会副会長で官渡宝華寺住職の崇化法師がそれぞれ出席し、挨拶をした。十数社のメディア関係者がこの記者会見に参加した。

  中国仏教協会常務理事で、浙江省仏教協会副会長、漢傳仏教講経交流基地杭州佛学院学院長、霊隠寺住職の光泉大和尚は挨拶の中で、ここ数年来、漢傳仏教講経交流基地で行われた一連の活動に関する経験を紹介した。そして、中国仏教協会のもとに、漢傳仏教講経交流基地は、現代仏教界が深く経蔵に入り、経典を勉強し、仏教経典を解読し、社会に貢献することを推し進めてきたことを顧みた。漢傳仏教講経交流は中国仏教界でも高いレベル、高いランクの経典の解読と交流活動である。その目的は経典を研究し、解読する気を中国仏教界に広げ、中国の仏教事業をよりよい方向に発展させていくところにある。2008年に、中国仏教協会によって、第一回漢傳仏教講経交流会が行われた。その後の2009年から2013年まで五回の漢傳仏教講経交流会が杭州仏教協会の主催によって杭州において開催された。このことのために、中国仏教協会の指導のもと、杭州仏教協会は80数人の準備委員会を設け、事務、受付、秘書、保安、居士などいくつかのグループに分かれ、杭州市属の十寺院と杭州佛学院が共同し、力を合わせて交流会の開催を担当してきた。

  数年前から、積極的に全国範囲の巡回講経活動も開始した。2013年には、講経団はアメリカのニューヨークでの経典の解読、弘法活動を敢行した。また、中国仏教協会の王健秘書長が賞を獲得した法師等を率いて、アメリカで五回もの講演も行った。これらは現地の華僑、華人から大いに歓迎された。また、「中国講経団」のホームページを作り、交流会と全国巡回などの活動の盛況をこのホームページに転送し、広く多くの信者に見てもらった。これによって、信者に正法を聴聞する場を提供すると同時に、参加する法師の情熱を高め、漢傳仏教講経交流会の影響を大いに広めた。

  光泉大和尚は「今年の講経交流会は雲南昆明の宝華寺で行われることになっている。雲南省、昆明市の指導者たちは多大なる重視と応援を提供してくれた。多くの方のご縁が和合していると言える。今回の講経交流会はかならず円満に成功すると信じている」と語った。

2014年度の漢傳講経交流会のメインテーマは「清浄・調和」で、『金剛経』『心経』『阿弥陀経』など広く読まれている15部の漢訳経典を中心に、如何に信者を正信、正行に導き、智慧を開発し、心を浄化し、社会の調和を促進し、現代社会の発展に相応していくかを深く検討するものである。漢傳講経交流会は漢傳仏教界に優秀な説法の人材を発見し、説法や傳法の風格を高め、若い僧侶の養成をさらに強固にすることをその趣旨とする。

今回の活動では仏教界の高僧大徳及び全国20数省の数十名の法師が参加するだけではなく、漢傳、チベット傳、南傳の法師代表も出席し、模範説法をする予定である。

2014年度漢傳仏教講経交流会記者会見の会場

六回の講経交流活動に関する経験と影響について紹介する中国仏教協会常務理事で、霊隠寺住職の光泉大和尚