観音菩薩の成道会(じょうどうえ)に全国各地から来た300人の信者が、霊隠寺で三宝に帰依す

2014年7月15日は旧暦の6月19日で、大慈大悲救苦救難観音菩薩成道のご縁日である。この日、霊隠寺の住職、光泉大和尚は自ら法堂で300人の信者に「三帰依戒」を授けた。信者たちは俗世間にいながら心の安らぎを保ち、変化の多い人生に自由自在に対応していく力に恵まれた。

午前九時、帰依しようとする人たちが霊隠寺の法堂(直指堂)に集まり、松瑞法師から、どのように礼拝し、どのように香を焚き、どのように合掌するかなどの説明を熱心に聞いた。

午前十時、南無本師釈迦牟尼佛という荘厳な梵音の中、人々は恭しく香を焚き、三宝を礼拝し、帰依師の光泉大和尚に帰依の証明を要請した。

光泉大和尚は帰依しようとする信者に三帰依の儀を授けた後、三帰依の意義を次のように説明した:「帰依」とは帰るという意味で、修行の方向を示す。「依」は佛の三蔵十二部経典のとおり、実践するという意味である。その通りに修行していけば、必ず苦を離れ、楽を得ることができ、生死を離れて、佛道を成就することができる。大和尚はさらに、「帰依は修行の第一歩である。今後の修業はまだまだ遠い。よく深く仏典を読み、経典の真義を理解して、菩提心を発し、護法の居士になるよう頑張っていこう」と語った。

  「衆生無辺誓願度、煩悩無尽誓願断、法門無量誓願学、佛道無上誓願成」。全国各地から来た信者たちは光泉大和尚の導きで、心から嘗て犯した諸々の罪を懺悔し、心から三宝に帰依することを固く誓った。

 山東省からきた王翠華居士は七歳の娘を連れて、ご主人と一緒に帰依をした。千年の歴史のある霊隠寺で帰依するため、数日前からすでに杭州に来ていた。居士は、「今日はやっと一家全員で真の「故郷」に帰ったことを感じた。今後、このご縁をきっかけに、修行し、ともに進歩していくつもりだ」と語った。

開示する光泉大和尚

松瑞法師が帰依儀礼の範を示す

帰依法会の会場

帰依佛、帰依法、帰依僧

帰依証明書を手に歓喜する人たち

無量の法喜が溢れる

清浄な供養