本寺院の法師70名が2013年杭州托鉢行脚に参加す

托鉢僧の行列

2013517日(旧暦48日)は本師釈迦牟尼仏のご誕生日である。霊隠寺の法師70名が杭州市仏教協会が主催する2013年度「東南の仏国、杭州――福慧行」托鉢行脚という大型の慈善活動に参加し、改めて仏陀時代の比丘僧団の托鉢行脚生活を体験し、同時に四川雅安被災地のための寄付金を募った。また杭州宗教慈善活動週のスタートセレモニーも同じ日に挙行され、杭州市民族宗教事務局の郭清曄局長が出席した。

 托鉢を前に上天竺の法喜寺で,身を清めている

 小雨の中で待ち望んでいる

午前8時半、杭州市仏教協会会長で本寺院の住職である光泉法師、副会長定本法師、智円法師をはじめ、霊隠寺の法師たち及び杭州市所属の各大寺院の法師たち、また杭州佛学院の学僧など320名の行脚僧が笠をかぶり、衣をまとい、鉢を手に持って、上天竺の法喜寺から出発し、天竺路を歩き、中天竺の法浄寺、三天竺の法鏡寺を経て、霊隠寺まで歩いた。ゆっくり進み、托鉢しながら行脚修行すると同時に慈悲の心をひろめ、多くの人を帰依させた。

 深山から出てきた行脚僧たち

 光泉法師が供養を受けている

 仏の種

今回の托鉢行脚活動はおよそ2時間かかった。托鉢僧の至るところ、信者たちは競って布施し、随喜供養をした(喜んで供養した)。「施主から社会へ」という仏教の慈悲の精神を以て募ったお金は、すべて四川雅安の地震被災地への慈善事業に寄付することになった。

 

 本寺院の法師が供養を受けている

 目の不自由な居士がもう一人の熱心な居士の助けで鉢に供養を入れている

 托鉢行脚の行列が霊隠寺に至り、大雄宝殿の前で、杭州市仏教協会会長で本寺院の住職である光泉法師の開示に耳を傾けていた。

 

 托鉢後、霊隠寺に戻る僧たち

光泉法師は次のように開示をした:社会に奉仕し、人々を利するのが仏教の秀でた伝統である。「托鉢行脚」は杭州仏教が始めた、調和のとれた寺院を作り上げ、文化の力で寺院を作り上げる活動の重要な一環である。今後、毎年の旧暦48日の仏生会に行われる「托鉢行脚」を“常時慈悲活動”として、仏教の慈悲事業の発展を推し進める。一方、「托鉢行脚」を通して、仏弟子たちに仏陀の慈悲の精神を実践し、三宝に親しみ、功徳を積んでもらう。同時に、仏教文化を広め、社会的責任を背負って、『中国の夢』を実現し、調和のある社会を作り上げるために力を尽くす。

 

杭州市仏教協会会長で本寺院の住職である光泉法師の開示

 霊隠寺の大雄宝殿の前で行列を並べている托鉢の法師

   最後に大雄宝殿の前で祈祷法要が行われた。杭州市仏教協会の光泉会長、定本副会長、妙高副会長および継雲名誉副会長がともに導師を勤め、梵音を礼賛し、世界の平和と祖国の繁栄、社会の調和及び人々の安楽を祈った。

 

住職の光泉法師と首座の継雲法師が祈祷法要に参加している

ここ数年来、霊隠寺は仏陀の慈悲の精神の高揚を重視し、積極的に仏教慈善事業に参加している。大学では奨学金を設立し、貧困な人々を助け、また、被災地に寄付金を送り、‘蠟八粥’や‘中秋の月餅’を配り、托鉢行脚に参加してきた。今年の420日に四川雅安地域で大地震の発生のため、大きな被害を被った。霊隠寺は直ちに祈祷法要を行い、6万元以上の寄付金を募った。本寺院からも100万元の寄付金が送られた。

 

杭州宗教慈善週活動のスタートセレモニー

 杭州市宗教局の郭清曄局長が杭州宗教慈善週活動のスタートセレモニーで

発言している

 杭州市宗教局の封懿副局長が杭州宗教慈善週活動のスタートセレモニーで

司会をしている